湯呑(大)径7×高8.5cm 蓋 径7.5cm
湯呑(小)径6.5×高8cm 蓋 径7cm
皇太子殿下(今上陛下)がお買い上げになった金襴手(※1)の夫婦湯呑です。
金襴手夫婦湯呑を皇太子殿下がお求目になったのは1992(平成4)年10月 国民文化祭で、加賀市山代温泉に泊まられた時、旅館に陳列してあったこのお品を求められました。ご婚約発表の直前で、人生で特別な記念の湯呑としてお求めくださったのではないでしょうか。
純金の牡丹の花を囲む「瓔珞文」(※2)は菩薩が付けるアクセサリーの文様を描いており、おめでたい吉祥文様です。
※1「瓔珞紋」 (ようらくもん)
瓔珞とは古代インドで貴婦人の珠玉や金属玉を紐でつないだ装身具で、仏教でも仏壇の荘厳具などに用いられます。
瓔珞をデザイン化した瓔珞文は古伊万里や仁清(1600年代に京都で茶道具制作に活躍した京焼の大家。白い器に色絵の技法を完成させた)などが使いました。
華やかで、おめでたい時の吉祥文様です。
※2「金襴手」(きんらんで)
金襴手とは、色絵付けした白磁に,さらに豪華にする為に金彩文様を施したものです。織物の金襴に由来する名称です。「手」とは「〜風」と言う意味です。
中国の江西省景徳鎮民窯で16世紀中ごろ(明代嘉靖年間)に始まり、 江戸時代後期には、九谷焼のほか有田焼、伊万里焼、京焼、薩摩焼などでも作られました。
明治時代、九谷庄三によって作られた「彩色金襴手」は「Japan Kutani」として海外でも認知度が高まり、欧米向けに数多く生産し、日本の代表的な色絵磁器となりました。
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・本商品は、手仕事による独自の製法で作られたものです。ひとつひとつ多少の個体差がありますことを予めご了承ください。
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・洗う場合は、食洗器はお使いいただけますが(金や銀を施した商品を除く)、金属製の硬いタワシのご使用はおやめください。
・商品裏側に生地成型時に出るヨリ(縦線)や小さな凹は製法上の物で、キズや割れではございませんので安心してお使いください。
・原材料の磁土にはごく微量の鉄分を含んでおります。焼成により表面に小さな黒い点が現れる場合がございます事を予めご了承ください。
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